【BASSMUSIC】
マニラで最もドープなアーティスト・Caliph8が場所と年代、ジャンルをも越えて集めた多様なアナログレコード音源から取り出した素材を再構築して創り上げた独特の世界観。
ジャズやクラウトロック、ニューウェイブ、ソウル、ファンクなどのエッセンスが詰め込まれた本作品は、マニラのアンダーグラウンド音楽シーンを牽引し続けてきた男の集大成。
昨今注目が集まるアジアの音楽シーンの最先端を走り続けるCaliph8の渾身の力作には耳が離せない!
Caliph8(本名アーヴィン・ノゲラス)はビートメーカー、サウンドマニピュレーター、DJ・サウンドセレクター、グラフィティアーティスト、MCなどの多彩なタレントを兼ね備えたフィリピンを代表するアーティスト。
1995年よりフィリピンの音楽シーンでの活動を開始し、ヒップホップ、ブレークビーツ、ジャズ、ロック、レアグルーヴ、サウンドアート、フォーク、エレクトロ、アコースティック、エキゾチカ等の多様で幅広いバックグラウンドを持ち、それらの音源からサンプリングした音を用いて自ら新たな世界を創り出している。
活動開始当初よりその独創的なパフォーマンスでマニラのアンダーグラウンドミュージックシーンを牽引し続け、これまでに国内の様々なビッグイベントやミュージックアートフェスティバルで多様な形態でプレイ。
マニラのクラブシーンではA.M.P.O.Nというヒップホップユニットを結成、マニラを代表するクラブB-SIDEで毎月Subflexというイベントを主催・運営し、マニラのトリップホップ、エクスペリメンタルミュージックシーンを創り上げてきた。
またその活動は国内だけに留まらず、日本、上海、香港、マレーシア、ベトナム、シンガポールなどのアジア諸国でもプレイ、更にはデンマークやオーストラリアにおいてもプレイした経験を持つ。
そういった国内外での音楽活動の中で、これまでDJ Krush、Keb Darge、D-Styles、Daedelus、DJ Qbert、DJ Shortkut、Mos Def、DJ Numark、The Gaslamp Killer、Treva Whateva(Ninja Tune)等のアーティストと共演するなど、フィリピン音楽シーンを支える最重要人物の一人である。
また、音楽以外のアート分野でも活動しており、アナログレコードのジャケット等から多くの影響を受けたというグラフィティカルチャーに裏打ちされたアートを自身のスタイルとして取り込み、グラフィティ・ペイントの制作から映像制作まで幅広く活動している。
これらの音楽、グラフィティのセンスを活かして、これまでに映画、ドキュメンタリー、サイレントフィルムなどのスコアリングやフィリピン政府主催の芸術文化プロジェクトにも参加するなど、アートのジャンルを超えた活動を行っている。